Record China 2009年1月31日(土) 17時51分
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2009年1月、ここ数年というもの中国国民の対韓感情は悪化しており、韓国は対応に苦慮しているという。写真は06年、北京市の韓国人街・五道口。韓国人サポーターがサッカードイツワールドカップでの勝利を祝った。
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2009年1月29日、韓国紙・中央日報は「反韓」感情解消に取り組む在中国韓国人会の現状を報じた。ここ数年というもの中国国民の対韓感情は悪化しており、韓国は対応に苦慮している。
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対韓感情悪化の引き金となったのは「パクリ問題」。2005年に江陵端午祭が世界無形文化遺産に登録されたのを皮切りに、漢字や風水、中国医学など伝統文化の起源を韓国が盗もうとしているとの報道が相次いだ。インターネット掲示板の不正確な書き込みや誇張した悪意に満ちた解釈も少なくないが、ネット世代を中心に韓国のマイナスイメージは大きく広がった。
しかし、こうした怪しげな情報だけが「反韓」感情の源だと考えるのは早計だ。これほど韓国人がやり玉に挙げられる背景にはその存在感の大きさがあげられる。中国への経済依存を強める韓国は多くの企業が中国へ進出している。それに伴い留学生の数も増加、5万人を超え全留学生数の半数を超えている。また人数だけではなく、北京市の望京地区、五道口地区のような韓国人街を形成するのも特徴だろう。日本人が集中する地区と比べ、韓国人街はハングルしか書かれていない看板が立ち並び、まるで国ごと移り住んできたかのように見える。こうした状況から一般の中国人が韓国人を目にする機会、ひいてはトラブルなどマイナス面を目にする機会が増えていることが「反韓」の背景となっているのではないか。
北京五輪の野球決勝で韓国チームにブーイングが浴びせられた事件など、中国人の「反韓」は韓国でも注目を集めている。韓国紙・中央日報は「ギョムタマダ運動」(謙遜の心と暖かい心で中国人に近づく運動)を提唱し、中国の韓国人会も実際に同運動のイベントを開催した。またインターネット掲示板に善意のある書き込みを行う「善プル運動」が呼びかけられるなど、「反韓」感情を解消するための試みが始まっている。(翻訳・編集/KT)
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