<続報>李白の詩の謎を中学生が解いた!=日中の深い結びつき示す―中国メディア

Record China    2009年1月30日(金) 11時15分

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1月、中国出身の中学生が李白の詩「静夜思」の日中版本の違いを自ら「発見」したことが報じられた。このニュースは中国でも報じられ日中の深い結びつきについて改めて考えさせるものとなった。写真は2008年、北京市で開催された漢服愛好者のイベント。

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2009年1月、東京に住む中国出身の中学生・相木将希君が李白の詩「静夜思」の日中版本の違いを自ら「発見」したことが報じられた。このニュースは中国でも報じられ、日中の深い結びつきについて改めて考えさせるものとなった。

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29日、中国新聞社は、このニュースを取り上げた共同通信社中国語ニュース室長の河野徹氏のコラムを紹介した。「靜夜思」の中国版本は明代以降に改変されたもので日本版本がオリジナルだが、同様の例として河野氏は和服をあげている。和服は呉服とも呼ばれるが、日本書記には呉国が日本に縫製技術者4人を派遣したことが記載されており、呉とは中国古代の国家・呉国に由来していることがうかがえる。日本の和服は中国のかつての衣服・漢服にきわめて似ていることも指摘されている。中国は後に北方騎馬民族の影響により服装が変化し、日中の服装は異なる道をたどった。

また正倉院には中国から伝来した多くの宝物が治められているが、唐代の横笛、尺八などは中国ではすでに失われたものだ。河野氏は、日本には中国ではすでに失われた古代の文化遺産が多く残されていることから、日中が共同研究を進めれば友好を深めるのに役立つのではと提言している。

相木将希君の「発見」について中国の各メディアが報じている。研究者の間ではよく知られていたこととはいえ、大多数の中国人にとっては新鮮だったようで大きな注目を集めたようだ。(翻訳・編集/KT)

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