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2009年1月、上海で投資詐欺事件の共犯者5人の裁判が行われた。会社社長など資産家から8億5000万元をだまし取ったこの投資詐欺は「上海版マドフ事件」として注目を集めている。写真は北京市の首都国際空港第3ターミナルで客を待つタクシー。
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2009年1月、上海で投資詐欺事件の共犯者5人の裁判が行われた。会社社長など資産家から8億5000万元(約104億円)をだまし取ったこの投資詐欺は「上海版マドフ事件」として注目を集めている。香港紙・明報が伝えた。
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昨年末、米国でナスダック元会長のバーナード・マドフ氏による投資詐欺事件が発覚した。毎年10%以上のリターンという高利回りをうたい、映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏や金融機関から巨額の資金を集めていた。しかし実際にはその資金は投資せず、新たに集めた資金を配当として分配する自転車操業状態だった。その被害金額は500億ドル(約4兆4400億円)に上るとも伝えられる。
一方、「上海版マドフ事件」は女性投資家・鄒培劼(ゾウ・ペイジエ)によって行われた。鄒は会社社長ら資産家にタクシーへの投資を持ちかけ、165人以上から8億5000万元(約104億円)の資金を集めた。行政の規制が厳しいタクシー業界では許認可さえ獲得すれば巨額の利益が見込める。19万元(約247万円)でタクシー1台の認可を獲得、5年間で20万元(約260万円)の利益があるとうたっていた。1998年3月から2007年12月にかけ、5000台のタクシーを買い取っていたという。主犯の鄒は07年12月に身を隠し、現在も行方は知れない。昨年1月、共犯者5人が逮捕されている。(翻訳・編集/KT)
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