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14日、湖南省懐化市の豪侠坪村は多くの清代建築が現存し、幽玄漂う美しき古村。皇帝の子孫が住まう村ともいわれ、多くの才人を輩出したが、時の流れに呑まれ、風化の一途をたどっている。
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2009年1月14日、清らかな小川や森閑とした樹木、しっとりと苔むした城壁に囲まれた美しい古村・湖南省懐化市の豪侠坪村の様子がレポートされた。
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豪侠坪村の建築物の多くは清代に建てられたもので、墨色の瓦屋根をいただく四合院(中央に中庭を抱き、四方を住居が囲む中国の伝統的集合住宅)の連なりが幽玄を漂わせている。村の周囲は堅固な城壁で囲まれ、その城壁へははるか遠くから、外界との交易を繋ぐための街道が伸びる。村の中心には観劇のための舞台が組まれ、祝祭日にはにぎやかな芝居が催され、村人を楽しませている。
村には「龍」の姓を名乗る者が全体のおよそ9割と非常に多かったことから、皇帝の子孫が住まう村とも考えられていたようだ。実際、清代には2人の宮廷官吏に加え、多数の文人武人を輩出した。その後も国民党軍の中佐や部隊長、軍事教官、共産党の抗日宣伝文芸団の演出監督、湖南省省委などの名士がこの地より誕生した。
しかし、往時の繁栄はやがて過ぎ去り、山奥で忘れかけられたこの村は時の流れに呑まれ、徐々に風化の一途をたどっている。この美しき財産に、修復や保護活動の手が入ることを、村民は待ちわびている。(翻訳・編集/愛玉)
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