日本とのパンダ外交、則天武后が最初?天皇への贈り物として―中国

Record China    2009年1月20日(火) 0時28分

拡大

15日、中日友好のシンボルとして中国から日本へ贈られるジャイアントパンダ。いわゆる「パンダ外交」を最初に行ったのは唐の則天武后であるというが…。写真は雅安碧峰峡ジャイアントパンダ基地。

(1 / 8 枚)

2009年1月15日、在日華僑向け新聞「日本新華僑報」は「武則天(則天武后)が最初にパンダを日本に贈った」という記事を掲載した。中国新聞網が伝えた。

その他の写真

可愛らしいジャイアントパンダは中日友好のシンボルとして、日中国交回復後に中国側から日本へ贈られてきたが、歴史上初めて日本にパンダを贈ったのは、唐(618年〜907年)の女帝である則天武后だったという。「685年に則天武后はつがいのパンダ2頭と毛皮70枚を贈っており、日本書紀にも記されている」と記事は述べている。

685年、唐の都・長安(現在の西安)を出発した2頭のパンダは、きらびやかな飾りのついた車に乗せられ揚州(現在の江蘇省揚州市)に向かい、そこから帰国する遣唐使とともに日本へ渡ったという。そして日本の天武天皇に贈られたというのだが…。同紙はこれを事実ととらえ、中日友好の長い歴史をたたえる内容になっている。

中国のメディアはこれまでに幾度となく同様のニュースを伝えているが、日本書紀に該当する記載は見当たらず、「斉明天皇の時代(658年)に越国安倍比羅夫が生きた熊2頭と毛皮70枚を献上した」というくだりが中国で誤訳されたのではないかとの見方もある。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携