2009年1月15日、米ロサンゼルス・タイムズ紙は「中国ではブッシュ氏は依然として歓迎される大統領」という記事を掲載し、世界で批判的な評価が多かったブッシュ大統領に対する中国の見方を紹介した。16日付で環球時報が伝えた。

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記事によると、多くの中国人は8年間にわたるブッシュ政権の自由貿易政策が中国の経済発展を促進したと認識しているという。政治的にも、陳水扁政権時代の台湾への対応や、世界各国の首脳が中国のチベットへの対応などを批判する中、北京五輪開会式に出席し、大きな協力姿勢を示したことを挙げている。

また、中国の政治評論家は、01年9月11日に米国で発生した同時多発テロ事件がブッシュ政権の中国に対する態度の転換点だったと指摘する。上海復旦大学の米国問題専門家・沈丁立（シェン・ディンリー）氏は「国家の安全面から考えて、ブッシュ大統領は中国が非常に重要なパートナーだと認識した」とコメントしている。

さらに、ブッシュ大統領の所属する共和党と中国共産党との深い縁についても触れ、1972年に米大統領として初めて中国を訪問したニクソン元大統領や、「パパ・ブッシュ」と呼ばれ親しみを持たれているブッシュ大統領の実父、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領などを紹介している。（翻訳・編集/HA）