偽100元札は肉眼でも識別可能、流入経路は特定できず―中国人民銀

Record China    2009年1月9日(金) 14時57分

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8日、中国人民銀行(中央銀行)・貨幣金銀局の葉英男局長は「台湾から流入した大量の偽札が国内に出回っている」とする国内メディアの報道について、「メディアが伝えるような精巧なものではなく、肉眼でも識別可能だ」と説明した。写真は各地で見つかった偽札。

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2009年1月9日、9日付東方早報によると、中国人民銀行(中央銀行)・貨幣金銀局の葉英男局長は8日の定例会見で、「台湾から流入した大量の偽札が国内に出回っている」とする国内メディアの報道について、「メディアが伝えるような精巧なものではなく、肉眼でも識別可能だ」と説明した。また流入経路については「現在のところ特定できていない」と述べた。

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国内メディアによると、今回発見された偽札は紙幣番号が「HD90」で始まる100元札。ただ局長によれば、「HD90」で始まる紙幣がすべて偽造であるとは限らず、番号だけで真贋を判断するのは間違い。流出元については、「HD90」で始まる偽札は06年にも国内で発見され、07年に広東省でその製造拠点を摘発しており、当時回収できなかった偽札が出回っている可能性があるという。

局長は、「小売店などで使用されている偽札検査機の一部には、品質が劣悪で識別能力に欠けるものがあり、これが偽札流通の要因となっている」と指摘。国家質量技術監督局と連携し、引き続き偽札検査機の品質向上に努める方針を示した。また、偽札の流通防止に周辺国の協力を仰ぐことを検討していることも明らかにした。(翻訳・編集/HI)

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