チーターの起源は中国か、世界最古の化石発見―甘粛省

Record China    2009年1月2日(金) 8時28分

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08年12月31日、有史以前に生存していた新種のチーターの化石が、中国北西部の甘粛省で発見されたことが分かった。資料写真。

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2008年12月31日、有史以前に生存していた新種のチーターの化石が、中国北西部の甘粛省で発見されたことが分かった。中国の大手ポータルサイト・網易(NETEASE)が海外の報道をもとに伝えた。

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これまで世界最古のチーターの化石は、北米で発見されたものとされてきた。しかし、今回の発見によって、チーターの起源は北米ではなく、中国とする説が有力になった。上海科学技術博物館の研究員が発見したのは、ほぼ完全な頭蓋骨の化石。大きさも形状も現存するチーターの頭蓋骨に似ているが、歯に極めて原始的な特徴がみられることから、新種と判断され「Acinonyx kurteni」(アキノニクス・クルテニ)と命名された。この研究報告は、先月下旬に発行された「米国科学アカデミー紀要」(PNAS)に掲載されている。

チーターは地上を最も速く走ることができる動物で、最高時速は110−115kmに達するとされている。国際自然保護連合(IUCN)の統計によると、現存する個体数はわずか7500頭。アフリカ以外ではイランで唯一確認されているが、個体数は100頭前後と絶滅の危機に瀕している。

チーターの化石はこれまでにアフリカ、ヨーロッパ、アジア、インド亜大陸、北米大陸で発見されている。年代はいずれも320万〜2000年前。今回発見された化石は、鮮新世後期にあたる215万〜255万年前のものとみられている。(翻訳・編集/SN)

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