2008年12月18日、雲南省楚雄市で今年10月18日から行方が分からなくなっていた同市に住む中学3年生の陸艶（ルー・イエン）さん（15歳）の遺体の一部が、今月15日に市内の住宅街の一角にある下水道から発見された事件で、逮捕された男は陸さんが通っていた中学校の元教師だったことが判明。「人民網」が伝えた。

楚雄市金鹿中学3年生の陸さんは、10月18日午後3時過ぎに「友達と宿題をする」と言って自宅を出て、同日午後7時頃に「家に帰る」と友人らに別れを告げて以降、行方が分からなくなっていた。家に戻らなかった彼女を翌19日、心配した母親らが1日中探し回ったが見つからず、20日になって警察に届け出たという。

警察の発表によると、11月11日に「市内の汚水処理場に人体の一部らしいものが浮かんでいる」との通報があり、これを採取して調べたところ人体と判明。12月4日に陸艶さんの遺体の一部と断定した。被害者の特定により捜査は一気に進み、12月10日に同市内に住む無職の男、劉（リウ）を逮捕。彼は取調べで犯行を自白し、供述に基づき陸さんの遺体の胸部と片腕を発見したという。警察は現在、詳しい犯行の動機や状況について劉容疑者を追及中とのこと。（翻訳・編集/本郷）