2008年12月7日、新華社がこのほど全国13の省および市で行った経済状況調査で、金融危機が各地に与えた影響があぶりだされた。最も深刻なのは就業問題だという。成都商報が伝えた。

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全国に多くの出稼ぎ労働者を送り出している「人材輸出大国」の四川省では、先月18日までに、勤め先が倒産あるいはリストラのために職を失い、帰郷した出稼ぎ労働者が28万人以上に上ることがわかった。四川省のみにとどまらず、金融危機の影響を受けた沿海地区で失業した出稼ぎ労働者が大量に帰郷した各地では、地元政府が再就職支援措置に奔走している。

四川省では今年5月に発生した四川大地震に加え、このほどの出稼ぎ帰郷問題が失業問題を加速させる二重の足かせとなっている。同省は震災復興事業のスピードアップをもって内需拡大を促すよう対策を講じており、元来、3年だった再建計画を2年に縮小する意向も示している。(翻訳・編集/愛玉)