2008年12月5日、「杭州網」は浙江省寧波市でスピード離婚の最短記録が生まれたと伝えた。結婚から離婚までわずかに3時間。2人の間に一体何があったのか……

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寧波市民政局の係員・張さんは4日午後、ある男性から「入籍手続きをしたばかりなんですが、取り消しできますか？」との電話を受けた。「取り消しですか？婚姻を解消するには離婚手続きしかありませんが…」と答えて電話を切ると、すぐに若い男女が離婚手続きにやってきた。

提出された結婚証明書の日付を見て、張さんは目を丸くした。それもそのはず、証明書に記載されていたのは2008年12月4日午前10時50分。3時間前に入籍手続きを済ませたばかりだったのだ。

2人はいずれも80年代生まれのいわゆる「80後」世代。張さんは驚きのあまり、「どうして？」と尋ねてしまった。女性いわく「結婚してみて性格の不一致が分かった」という。意味がわからず戸惑っていると、資料をコピーしに男性が席を外した際に女性が真相を話してくれた。

「恋人を怒らせるために結婚したの。」女性には数年来交際している恋人がいたが、数日前に結婚についてケンカし、女性は友人でありながら彼女に思いを寄せる別の男性と衝動的に入籍してしまった。その後、友人からの説得を受け、間違いに気づいた女性は離婚することにしたのだという。

「80後」と呼ばれる80年代生まれは一人っ子世代で、甘やかされて育ったためにほかの世代よりもワガママな人が多いといわれている。結婚や離婚についても軽く考える傾向にあるといわれる「80後」だが、入籍後3か月や1か月で離婚するケースはこれまでにもあったが、3時間というのは最短記録だという。（翻訳・編集/小坂）