<早分かり>謎の未確認生物、実は中国人の「大好物」?―ハクレン

Record China    2008年12月5日(金) 17時19分

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11月、貴州省六盤水市の川で目撃されたとして話題騒然の「謎の巨大な怪物」。この正体と目される淡水魚ハクレンはどんな魚なのだろうか?写真は安徽省で水揚げされたハクレン。

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2008年11月、貴州省六盤水市の川で目撃されたとして話題騒然の「謎の巨大な怪物」。撮影画像を解析した専門家らは、この正体が「ハクレン」と称される淡水魚では?と疑っている。地元漁師らの証言によると、近年、付近では「ハクレン」をはじめとする巨大魚がたびたび目撃されるというのだが……?そもそも、「ハクレン」はどんな魚なのだろうか?

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「ハクレン」はコイ科の淡水魚・レンギョの一種で、中国が原産。全国に分布しており、日本にも移入されて帰化種となっている。体色は銀白色で、体表はきめ細かいうろこに覆われており、そのルックスは同類種のコクレンよりもむしろサケに似ている。成長速度が速く、体長1m以上、体重10kg以上になる個体が多い。このほどの怪物騒動に沸く地元では、昔から巨大なハクレンが何度か釣り上げられており、86年には100kgを超す大物も釣られているという。

ハクレンは群れで行動する回遊魚で、繁殖時に集団で水面を飛び交う「集団ジャンプ」が有名。年1回の産卵期(日本では5月末〜7月)に、1日から数日にかけて見られる。ジャンプをする原因はよくわかっていない。

淡水魚をよく食する中国では、ハクレンはアオウオ、ソウギョ、コクレンと並んで「中国四大家魚(四大養殖魚)」とされ、蒸したりスープにするなどして食べられており、そのため養殖も盛ん。四川の名物料理「水煮魚(薄切り魚の激辛しゃぶしゃぶ)」にも使われる。((翻訳・編集/愛玉)

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