2008年12月4日、貴州省六盤水市で目撃されたとして話題騒然となっている「謎の巨大な怪物」は、近年、地元漁師によってたびたび目撃される「レンギョ」などの巨大魚では？との見方が強まっている。貴州都市報の報道。

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この怪物は約1か月前、市内の [爿羊][爿可] （ザンコー）川で目撃された。沈没した石炭輸送船の船員が「巨大な怪物に襲われた」と証言したことから噂に火がつき、先月30日から範（ファン）副市長らによる調査隊が調査を開始。体長8mにも及ぶ巨大な黒い魚の撮影にも成功した。

画像を検証した地元の専門家らは、この「怪物」を、昔から一帯に生息していた淡水魚「ハクレン」である可能性が高いと判定している。地元漁師らも数十キロ級の大型魚は頻繁に見かけると証言しており、「船1隻ほど大きい」魚の目撃談も、近年になって数多く聞かれるようだ。地元住人の劉遠勝(リウ・ユエンション)さんは、「以前は巨大魚が目撃されたことはなかったが、数年前、下流にダムが建設されてからこのような話が急激に増えた。雨のあと、水面が上昇すると出てくるようだ」と、ダム建設と巨大魚の関連を指摘する。

なお、「怪物」の地元では、「しばらくは子供を遊泳させられない」として、児童の川遊びを禁じている。(翻訳・編集/愛玉)