<貧困>9歳の少年が「自らの境遇に絶望」、自殺図る―広東省汕頭市

Record China    2008年12月2日(火) 21時28分

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2日、広東省汕頭市で貧困家庭の9歳の少年が両親に薬代をもらえなかったことを苦に自殺を図った。少年は一命を取り留めたものの6日も昏睡状態が続いている。写真は陝西省鎮安県回龍村の小学校で昼食を食べる児童達。

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2008年12月2日、広東省汕頭市で貧困家庭の9歳の少年が両親に薬代をもらえなかったことを苦に自殺を図った。少年は一命を取り留めたものの6日も昏睡状態が続いている。中国青年報が伝えた。

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自殺未遂を起こした海(ハイ)君は、いわゆる貧困家庭に育った。父親は建設現場の単純作業員、母親も漁港の手伝いをして生計を支えている。海君が自殺を図った直接の原因は、熱を出したのに両親が薬代も出してくれなかったこと。だが記事は、「本当の原因は自らの境遇に絶望したことではないか」と推測する。

中国では最近、「貧困」をキーワードにした痛ましい事件が相次いでいる。福建省では先月末、葬儀代が捻出できず亡くなった母親の遺体を川に流した青年が警察に捕まったばかり。未曾有の経済発展を遂げ、どんどん豊かになっている中国。だが、社会の底辺で暮らす人々の生活にも目を向ける必要がある。(翻訳・編集/NN)

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