Record China 2008年11月18日(火) 21時24分
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17日、一連の「華南トラ」ねつ造写真事件で起訴されていた周正龍被告に、懲役2年6か月・執行猶予3年の判決が下った。絶滅したとされた野生の華南トラの写真をねつ造し、詐欺罪などに問われたもの。写真は周被告。
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2008年11月17日、一連の「華南トラ」ねつ造写真事件で起訴されていた周正龍(ジョウ・ジョンロン)被告について、陝西省安康市旬陽県の裁判所は一審判決を支持、二審でも懲役2年6か月・執行猶予3年の判決を下した。中国新聞社の報道。
【その他の写真】
一連の事件の発端は昨年10月。陝西省林業庁は、すでに絶滅したと考えられていた野生の華南トラの写真を発表。周被告が撮影に成功したとしていた。しかし、ネット上ではすぐに「ニセモノ疑惑」が噴出、世界的に広く報道されたスキャンダルとなった。今年6月、警察は周を逮捕するとともに、「検証もなしに写真を認定した」として官僚13人を処分した。
周の行為は金銭目的の悪質な詐欺であり、また弾薬を不法所持していたとして、詐欺罪及び銃器不法所持の罪状で起訴された。周自身も「わたしが間違っていた。法に無知だった」と話し、罪状を認めている。
中国の裁判は二審制度のため、このほどの二審判決で一連の事件は終結することとなる。周は懲役2年6か月、執行猶予3年および罰金2000元(約2万8000円)に処される。当時、陝西省林業庁から授与されていた報奨金2万元(約28万円)も返却を命じられた。(翻訳・編集/愛玉)
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