Record China 2008年11月7日(金) 20時28分
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6日、桂林市の拘置所に収監されていた元裁判官の男性が07年4月に死亡。遺族らはその死に不審を抱いたが、拘置所側は病死と説明。その後、別の被告人が自らの法廷で真相を激白。資料写真。
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2008年11月6日、収賄容疑で逮捕された元裁判官の男性が昨年4月に収監された拘置所内で変死した事件で、その真相がようやく解明されようとしている。「南方網」が伝えた。
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07年4月2日早朝、広西チワン族自治区桂林市興安県看守所(日本の拘置所にあたる)第14号棟で、収賄の容疑で逮捕された桂林市平楽県人民法院の元裁判官・黎朝陽(リー・チャオヤン)被告が意識を失い倒れているところを発見され、すぐに病院へ搬送。だが病院到着時に彼の心肺は停止しており、まもなく死亡が確認された。
黎被告の遺体を引き取った遺族は、同被告の全身に無残な傷があるのを発見。拘置所側の説明する死因の「青壮年突然死症候群」に納得できない遺族は、この遺体の傷をすべてカメラに収め、中国政法大学法廷鑑定研究所に再度鑑定を依頼。その結果、黎被告の死因は「過度の拘束による窒息死」であると結論づけられたが、拘置所はこの鑑定結果を認めようとしなかったため、遺族らはこの件を関係部門と多くのメデアィアに訴えていた。
今年5月30日、殺人事件で起訴され桂林市中級法院で死刑および即日執行の判決を受けた黄于新(ホアン・ユーシン)被告は、法廷を去る直前に裁判官に向かって「重大な事件の真相を告白します!」と叫び、黎被告の不審死は「看守らの指示で収監者たちが行った暴力によるもの」だと話した。黄被告はこの告白で今のところ死刑を免れており、同自治区政法委員会工作組も事件の調査に乗り出しているとのこと。黄被告の供述によると、従順ではない黎被告に対し暴行を加えるよう看守らが示唆。激しい暴行を集団で加えたが、彼がなお反抗的な態度をとったため、収監者らはシーツを裂いてヒモ状にし、同被告の胸部を縛って部屋の窓枠からつるしたという。その翌朝、「気づいたときには同被告はすでに死亡していた」という。(翻訳・編集/本郷)
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