<中華経済>民間ガソリンスタンドに値下げの波、需給関係に変化か―中国

Record China    2008年11月6日(木) 18時49分

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5日付新京報によると、中国の民間ガソリンスタンドに値下げの波が押し寄せている。値下げは、国際原油価格の下落を受け、地方の民間石油精製工場が卸値を大幅に引き下げたことが背景。市場の需給関係に変化がみられたことを示しておりと思われる。

2008年11月6日、5日付新京報によると、中国の民間ガソリンスタンドに値下げの波が押し寄せている。値下げ幅はガソリンで1リットル当たり最大0.74元、ディーゼル油は0.80元に達する。

中国の石油製品小売価格は政府の統制下にあるが、国家発展改革委員会が価格を調整するのは小売基準価格。末端販売業者はこれを基準に8%まで価格を上乗せすることが可能で、上限ぎりぎりに価格を設定するのが慣例。このため値下げ余地がいつもある状態だ。

値下げは、国際原油価格の下落を受け、地方の民間石油精製工場が卸値を大幅に引き下げたことが背景。民間ガソリンスタンドに値下げによる販促活動を促した。

ただ全国で50%のシェアを持つ中国石油天然気(ペトロチャイナ)と中国石油化工(ペトロチャイナ)の国営石油大手2社の直営ガソリンスタンドは価格を据え置いている。

全国工商連石油業商会の斉放副会長は、「民間ガソリンスタンドは国の補助対象ではないため、赤字販売は絶対しない。値下げは市場の需給関係に変化がみられたことを示す合図だ」と話した。(翻訳・編集/HI)

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