「最もスマートな強盗」がタクシー狙い逮捕―広東省広州市

Record China    2008年11月5日(水) 13時20分

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3日、広州市でタクシーを専門に狙った、自称「広州で最もスマートな強盗」が逮捕された。写真は広州市のタクシー。

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2008年11月3日、広東省広州市でタクシーを専門に狙った、自称「広州で最もスマートな強盗」が逮捕された。「南方日報」が伝えた。

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犯人は、40歳を少し超えた前科者。過去に窃盗や強盗で3回逮捕された経歴がある。05年に出所後、暴力や強奪という「野蛮」な方法を使わない「スマートな手口」を新たに考案。今回逮捕されるまでの約4年間、ほとんどすべてに成功してきたという。

その手口は、まず深夜2〜3時頃にタクシーに乗車したあと、運転手に積極的に話しかけるところから始まる。最初はお決まりの家庭や仕事などありふれた話題から入り、徐々に核心へ。

「最近、タクシー強盗に反抗した運転手が思わぬケガを負った話をよく聞くので、気をつけたほうがいい」などと軽くジャブを放ったあと、人気のないところで停車させる。続いて「麻薬を買いたいんだけど、金がないので貸してくれないか」と語りかけ、ズボンのポケットから何かを取り出そうとする仕草をしながら「言うことを聞けば何もしないから」と決めゼリフを告げる。

この方法でほとんどの運転手はおとなしく従い、毎回300〜400元(約4500〜6000円)の「収入」が得られたため、犯人は1か月に最低5回は繰り返してきたという。

警察では、タクシー運転手からの被害届けが頻発したため重点路線に張り込みを続け、今回の逮捕に至ったとしている。(翻訳・編集/HA)

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