<中華経済>自動車ディーラーが赤字販売、市場低迷で在庫処分に躍起―四川省成都市

Record China    2008年11月4日(火) 13時48分

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3日付成都商報によると、四川省成都市で自動車ディーラーによる赤字覚悟の値下げ販売が加速している。世界的な金融危機に端を発した国内の景気減速感による消費者の購買欲低下が背景と見られる。

2008年11月4日、3日付成都商報によると、四川省成都市で自動車ディーラーによる赤字覚悟の値下げ販売が加速している。

背景は世界的な金融危機に端を発した国内の景気減速感。自動車市場では金融危機の影響による消費の落ち込みが今後しばらく続くとの見方が支配的で、ディーラーは「仕入れ価格を下回ってでも一刻でも早く在庫を処分したい(関係者)」状況だ。

トヨタ車の販売ディーラーである広汽トヨタ・三和新元素店の鄭囿文総経理は「市場を楽観視し過ぎた」と述べた。同社は9月、10月の販売最盛期に向けて仕入れを増やしたが、予想に反して当月の販売が伸び悩んだ。大量の在庫を抱えたが、今後の消費落ち込みを考慮すれば、今在庫処理を行わなければ経営圧力が一段と増すと判断。大幅な値下げに踏み切った。値下げ幅は2万元に達し「カムリ」「ヴィッツ」ともに仕入れ価格を下回っている。「ヴィッツ」は1台売れば9784元の赤字となる計算だ。

総経理は「赤字になってでも在庫を処分することが、低迷する自動車市場で生き残るための唯一の方法だ」と話した。(翻訳・編集/HI)

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