2008年11月3日、中国新聞社によると、中国の都市人口が5億9000万人に達した。国務院の張徳江（ジャン・ダージアン）副総理が、「第4回世界都市フォーラム」開会式の挨拶で明らかにした。

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国連によれば、2007年〜08年は世界的に見ても、都市人口が総人口の50％を超えたという。アメリカでは20世紀の工業化により、都市人口が5割を突破したが、アジア・アフリカ地区でも同様の傾向が見られ、現在の都市化水準はアジアが約40％、アフリカは39％で、今後数年内に50％を超えると予測されている。

中国城郷・住房建設部の統計では、中国は経済のグローバル化と国際競争を背景に都市化が進んでおり、07年末時点で都市人口が5億9400万人とされる。都市化水準は44．9％で、改革・開放政策が始まった当初の1982年（21．1％）から大きく上昇。予測によれば、今後10〜15年は、中国の都市化は年平均0．8〜1．0％の上昇ペースになるという。

張副総理は、都市化は社会が発展する上で必然的な趨勢であるとしつつ、中国は現在も発展途上の国だとし、都市化の水準は先進国と比べて大きく立ち後れていると話し、中国の特色を持つ都市化を進めていくと述べた。（翻訳・編集/岡田）