<洪水>コレラが流行、感染性下痢は297例―海南省

Record China    2008年11月1日(土) 17時57分

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10月31日、海南省では大雨による洪水などが引き金になってコレラが流行。これまでに30例が報告され、完治が25例、現在入院治療中が5例あるという。写真は10月21日の海南省龍洪村。

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2008年10月31日、海南省●州(ダンジョウ)市で、大雨による洪水などが引き金になりコレラが流行。状況はすでに沈静化したが、これまでに30例が報告され、完治が25例、現在入院治療中が5例あるという。「人民網」が伝えた。

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10月の連続した大雨によって一部地域で洪水などが発生した海南省●州市では、10月18日〜27日までの間にコレラが大流行した。同省衛生庁によると、30日現在でコレラの発症例は合計30例、うち25例がすでに完治し、5例が現在入院治療中で、死亡例は報告されていない。また、感染性の下痢を訴えたのは297例で、72例が現在入院治療中。

コレラは、コレラ菌を病原体とする経口感染病の1つで、汚染された水や食品などを摂取することにより感染する。0〜5日の潜伏期間の後、激しい下痢や嘔吐に襲われる。発熱や腹痛を伴うことはあまりないが、脱水症状が急速に進んで血行障害や血圧低下などを引起し、重症例では死亡する場合もある。

同庁ではコレラ発生の報告を受けた後、緊急調査チームを現地へ派遣し、状況の確認、患者の隔離、消毒及び治療のサポートなどを行ってきた。同時に、省内全域に向けてコレラ予防の宣伝活動を展開しており、他の市や村ではこれまでのところ発症例は報告されていないとしている。(●はにんべんに「危」の「たれ」の中に「儿」「言」)(翻訳・編集/HA)

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