Record China 2008年10月31日(金) 9時8分
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29日、中国国務院は過去30年間に、沿海の海面が90mm上昇したと報告した。気候温暖化が進む中、海面上昇はさらに進行するとしており、生態系破壊や漁業資源の枯渇を懸念している。写真は中国を代表する沿海都市・福建省アモイ市。
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2008年10月29日、国務院新聞弁公室は「気候変化に対する中国の政策と行動」と題した白書を発表、その中で過去30年間に、中国沿海の海面が90mm上昇したことを報告した。気候温暖化が進む中、海面上昇はさらに進行するだろうとしている。中国新聞社の報道。
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白書によると過去30年間で、中国沿海海域の水面温度は0.9℃上昇、海面も90mm上昇している。中国大陸を覆う海岸線は1万8000kmに及ぶため、海面上昇が国土に及ぼす悪影響は大きく、国土減少や海岸侵食、土壌の塩化、さんご礁やマングローブ林の生態系破壊を招くという。また、海水温度の上昇が引き起こす水質酸化が海水の酸素含有量欠乏につながり、その結果、漁業資源や希少生物の衰退に至ると懸念されている。
予測では将来的にもこの海面上昇は続く。このままでは沿海都市の下水機能や港湾の稼動力にまで悪影響を与えるだろうと白書は締めくくっている。(翻訳・編集/愛玉)
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