彼女とられて逆上?男子学生が教授を刺殺―北京市

Record China    2008年10月29日(水) 15時54分

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28日、北京市の中国政法大学で教授が男子学生に刺殺される事件が起きた。殺害された教授は、男子学生の恋人と関係を持っていたという噂があった。写真は中国政法大学。

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2008年10月29日、大河網によると、28日午後6時40分頃、北京市にある中国政法大学の昌平キャンパスで、教授が教室で男子学生に刺殺されるという事件が起きた。同大学は中国における法学教育の名門校。

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事件当時、教室には授業に出席する学生が多数いた。目撃者の話によると、法学部の程春明(チョン・チュンミン)教授(43)が「比較法総論」の授業のため教室で準備をしていたところ、突然、包丁を持った同大学4年生の男子が教室に乱入、教授の首を2度切りつけ教室から出ると、自ら携帯電話で警察に通報した。救急車が駆けつけたときには、程教授はまだ息があったが出血がひどく、搬送先の病院で死亡した。容疑者の男子学生は現在警察に身柄を拘束されており、事情聴取が行われている。

学生の多くは教授の人柄や高い知識を偲んでいるが、教授の独特な性格を問題視する学生もいたという。同大学ウェブサイトの掲示板には、程教授が容疑者である男子学生の恋人と関係を持っていたとする書き込みや、容疑者は以前から教授の命を狙っていたという書き込みもあるが、真相は未だ明らかにされていない。

程教授は1965年、湖北省出身。専門は西洋法律思想史、法理学、比較法など。1988年からフランスに留学し博士学位を取得。2000年に帰国し、中国政法大学で教職に就いていた。教授の夫人は妊娠5か月で、仕事も家庭もこれからという時だった。(翻訳・編集/岡田)

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