<金融危機>中国の海外留学ブームを後押し―シンガポール紙

Record China    2008年10月29日(水) 20時26分

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27日、米国の金融危機の影響で中国で海外留学ブームが起きていると伝えられた。ブームの原因は通貨・人民元高ばかりではないという。写真は08中国国際教育展。

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2008年10月27日、シンガポール華字紙「聯合早報」はアメリカの金融危機の影響で中国の大学生に海外留学ブームが起きているとの記事を掲載した。留学ブームの原因は、人民元の上昇ばかりではないという。28日付で環球時報が伝えた。

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金融危機の影響から、欧米各国の各大学が学生の獲得に目をつけたのは中国。近年、中国で募集活動を行う欧米の大学は明らかに増えており、中国人学生の受け入れを拡大するために、英語や経済などに関する知識のハードルを下げるだけでなく、ビザの発給条件を緩和するなど、各国で中国人学生の獲得に積極的な動きが見られるという。

オーストラリアでは、留学を申請する際に必要となる担保預金は、これまで半年分だったが、現在では3か月分にまで軽減。また、オーストラリアとポーランドへの留学に必要な英語能力認定テストは「IELTS」しか認められていなかったが、現在は「TOEFL」も認められるようになり、基準点も引き下げられた。

重慶市の海外留学を斡旋している企業の責任者は、「留学条件の緩和のほか、人民元の価値が上がっていることで生活費の負担も和らいでいる今こそ、海外留学のチャンス」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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