2008年10月28日、中国外交部の姜瑜（ジアン・ユー）報道官は定例記者会見で、今月末と伝えられていたダライ・ラマ特使との会談について、「現在、日程などを調整中だ」と述べた。環球時報が伝えた。

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中国側とダライ・ラマ14世の特使との第8回目の会談は、今月末に行われると伝えられていた。だが、ダライ・ラマ14世はこれに先立ち、26日にインドで声明を発表。中国側との対話に「自信を失くした」と述べている。この件について姜報道官は、「中央政府のチベット問題に対する政策は、一貫している。ダライが情勢をはっきりと認識し、生きている間にチベットのためになる行動に出ることを期待する。7月に北京で承諾した事を履行してもらいたい」と反論した。

ダライ・ラマ14世は声明で、提唱する「中間路線」に対し中国側が積極的な態度を見せないことから、「（対話による進展への期待を）放棄した」と述べた上で、今後の方針については「600万のチベット人民に決めてもらう」とする意向を示している。（翻訳・編集/NN）