温家宝首相がロシア訪問、石油輸入で合意ならず―中国

Record China    2008年10月29日(水) 9時58分

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27日、中国の温家宝首相はモスクワに到着した。今回のロシア訪問で長期石油輸入契約を獲得することを目指していたが、価格が折り合わず合意できなかった。写真は大連市の石油化学工場。ロシアから石油を満載した列車が到着した。

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2008年10月27日、温家宝(ウェン・ジアバオ)首相はモスクワに到着した。今回のロシア訪問で中国はロシアからの長期石油輸入契約を獲得することを目指していたが、価格が折り合わず合意できなかった。環球時報が伝えた。

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グルジア問題に伴うEUとの関係悪化から、ロシアはアジア向け輸出の増加を目指しており、中国がその最大のターゲットとなる。英BBCは中国が200億ドルから250億ドル(約1兆9100億円から2兆3900億円)の借款を提供する代わりに、今後20年間で3億トンの原油を購入する契約を結ぶ見込みと報じていた。しかし原油価格について合意が得られず、契約は成立しなかった。

また同28日、ロシア国営パイプライン企業・トランスネフチと中国石油天然ガス集団(CNPC)は中国向けパイプラインの建設について合意した。来年末より着工する予定で、総建設費は150億ドル(約1兆4300億円)を超える見こみ。完成後には1日60万バレルの輸送能力を持つという。(翻訳・編集/KT)

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