<金融危機>鉄道敷設に30兆円の大型公共投資―中国

Record China    2008年10月27日(月) 7時0分

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24日、中国鉄道部の王勇平報道官はこのほど、鉄道の新路線敷設に2兆元(約30兆円)を投入し、近い将来起工すると発表した。経済成長の牽引力とするのが狙い。写真は20日、重慶市の鉄道敷設現場。

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2008年10月24日、中国経済網の報道によると、中国鉄道部の王勇平(ワン・ヨンピン)報道官はこのほど、鉄道の新路線敷設に2兆元(約30兆円)を投入し、近い将来起工すると発表した。

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王報道官によれば、現在国務院から回答を得た鉄道関連の投資金額は2兆元(約30兆円)。そのうちすでに建設中のプロジェクトの投資規模は1兆2000万元(約18兆円)以上で、実際の状況に応じて増額する可能性もあると強調した。

中国共産党中央製作研究室の鄭新立(ジョン・シンリー)副主任によれば、世界的な金融危機の影響を緩和するため鉄道投資に着手し、内需を増強し経済成長の牽引力とする方針。現在作成中の政策法案と97〜98年のアジア金融危機後に作成した道路建設プロジェクトとを照らし合わせている状況。

「第11次5カ年計画」によれば、敷設予定の鉄道は全長1.7万km、合計固定投資総額は1兆5000万元(22兆5000万円)と算定されている。鉄道部が発表したデータによると、06年と07年の基本建設投資総額(線路、橋梁、駅舎などの固定資産設備)はそれぞれ1550億元(約2兆3250万円)と1772億元(約2兆6580億円)で、予定投資額より若干低かった。(翻訳・編集/中原)

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