ヤオ・ミンがバスケ国家代表を引退?関係者は否定―中国

Record China    2008年10月21日(火) 23時32分

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21日、中国人NBA選手でバスケットボール中国代表チームのメンバーでもあるヤオ・ミン選手が国家代表引退を表明したと一部で伝えられたが、関係者はこれを真っ向から否定した。写真は今月、TV局・湖南衛視の独占インタビューに応えるヤオ・ミン選手。

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2008年10月21日、上海紙・東方体育日報は、中国人NBA選手でバスケットボール中国代表チームのメンバーでもあるヤオ・ミン(姚明)選手が国家代表引退を表明したと伝えたが、バスケットボール管理センターの関係者はこれを真っ向から否定した。国内大手ポータルサイト・新浪ネット(sina.com)スポーツ版の独占報道。

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この衝撃的なニュースは瞬く間にネット上で広まり一騒動となっているが、新浪ネットの記者が国家代表チームの事務運営を担当するバスケットボール管理センターの胡加時(フー・ジアシー)副主任に確認したところによると、同氏は「そのような話はヤオ・ミン本人から一度も聞いたことがない。ただの一度もだ!」と声を荒らげて否定。

もっとも、こうした噂は五輪前から囁かれていた。ヤオ・ミン選手は大会前に米メディアのインタビューに「2000年、僕は若くしてシドニー五輪に参加した。04年のアテネ五輪、僕はやはり代表として参戦することができた。そして今年の北京五輪。祖国での開催ということで、僕にとっては最大で特別の栄誉だと感じている。もうこれで充分ではないか。次のロンドン五輪に参加する必要はあるかな?」と語っているからだ。ヤオ選手が所属するNBAチーム・ロケッツの所在地であるヒューストン在住のスポーツ記者も、同選手が「僕にとっては(北京五輪が)最後のオリンピック」と語ったと明かしている。

一方でこのほどの五輪開催中、中国がリトアニアに敗戦した際、同選手は「4年後に何が起こるかなんてわからないよ」と意味深な言葉を残している。実は、ヤオ・ミン選手はアテネ五輪で惨敗を喫した際も、一時の失意に任せて「近々、国家代表チームを離脱する」と発言した“前科”もあり、このほどの引退発言の信憑性には疑問を呈する声もある。

また、騒ぎの発端となった東方体育日報の記事では、この「引退発言」を本人への取材ではなく“本人と親しいバスケットボール関係者”の証言としており、その人物や取材場所・日時を特定する記載もなく、さらに、中国ではこれまで選手個人が能動的に「国家代表引退」を決意したという前例もない。「中国バスケットボール協会と良好な関係を保っているヤオ・ミン選手がこのような独善的な判断を行うはずはない」と記事は記している。(翻訳・編集/愛玉)

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