ラテンの血が騒ぐ「トマト祭り」、何故か中国で恒例行事に?―広東省東莞市

Record China    2008年10月20日(月) 16時41分

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19日、広東省東莞市では今年で2回目の開催となる「トマト祭り」が催され、全身をトマト汁で真っ赤に染めた数千人が死闘を繰り広げた。元はといえばスペインの祭りだが、これで観光村興しをしようという市の思惑もあるようだ。

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2008年10月19日、広東省東莞市の東莞新華MAIL生活城には、黒山の人だかりができていた。今年で2回目の開催となる「トマト祭り」が催され、全身をトマト汁で真っ赤に染めた数千人が死闘を繰り広げた。広州日報の報道。

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「トマト祭り(ラ・トマティーナ)」はもともとスペイン・バレンシア地方の祭り。40年代半ば以来、毎年8月最後の水曜日に開催され、4万人以上の人出を記録する。潰したトマトを激しく投げつけあうが、ゴーグルなどで完全武装して参戦する者もあるほど、ハードで刺激的な激戦となる。

東莞市では昨年からこれに倣って、盛大にトマト祭りを展開。15tのトマトがなみなみと盛られた「トマトプール」には、足元を滑らせ、全身トマトまみれになりながらトマトを投げつけあう参加者で熱狂した。また、このプールでは「我慢大会」も開催。片足立ちになってトマト砲撃を浴び、誰が最後までバランスを保てるかを競い合った。1000人の参加希望者から20人が選抜され、勝ち抜いた1人が賞品のエアコンを見事手にした。

これといった観光資源のない工業都市に、「トマト祭り」が大勢の観光客誘致の導火線となるか?地元観光局も祭りの慣例化に意欲的だという。(翻訳・編集/愛玉)

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