2008年10月14日、中国の温家宝（ウェン・ジアバオ）首相は英ブラウン首相と電話会談し、金融危機の中国への影響は限定的で市場の安定は確保可能との見方を示した。中国新聞社が伝えた。

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温首相は、中国が金融開放を進めているとはいえまだ初期段階にあり、世界金融危機の影響は限定的であること、長年にわたる改革によって金融危機リスクへの抵抗力が増していることを理由にあげ、「今回の金融危機が中国に与える影響は限定的」との見方を示した。

その上で、中国も国際社会と協調して危機に立ち向かうことを約束、「柔軟かつ慎重な経済政策を採り、自国の金融市場の安定と着実な経済成長を実現することが最大の貢献になる」と話した。ブラウン首相は「金融市場安定に中国が果たしている役割を国際社会が高く評価している」と話し、今後も英中間の協力を深めていく意向を示した。（翻訳・編集/KT）