2008年10月14日、14日付香港・経済通によると、自動車業界団体の中国汽車工業協会はこのほど、08年9月の中国での自動車販売台数が前月比22．49％増の55万2800台だったと発表した。9月は直近2カ月の低迷から目立って上昇したことになる。ただ前年同月からは1．44％下落した。

車種別ではSUV（スポーツ多目的車）の販売が好調。販売台数は8万4800台で、前月比45．15％、前年同月比7．74％とそれぞれ伸びを示した。

証券会社のアナリストは、北京五輪による需要縮小から回復した上、原油価格の上昇圧力が減退に向かっていることが、9月の販売台数の増加につながったと指摘する。ただし、経済の下振れが予想される中、消費者の所得低下が見込まれるため、自動車の需要は今後も低迷するとみている。

08年1−9月の自動車販売台数は前年同期比11．36％増の510万3200台。ただ伸び幅自体は上半期（1−6月）の17．07％、前年上半期の23．84％からそれぞれ5．71ポイント、12．48ポイント減退した。（翻訳・編集/KS）