大ウスリー島返還、中ロ国境問題が解決

Record China    2008年10月11日(土) 11時43分

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10月14日、大ウスリー島返還に伴う中ロ国境碑除幕式が挙行される。同島の返還により4300kmにわたる中ロ国境がすべて確定することとなった。写真は大ウスリー島。

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2008年10月14日、大ウスリー島(中国名:黒瞎子島)返還に伴う中ロ国境碑除幕式が挙行される。同島の返還により4300kmにわたる中ロ国境がすべて確定することとなった。10日付で香港紙「文匯報」が伝えた。

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中ソ紛争以来、両国間では国境をめぐる対立が激化、1969年にはダマンスキー島(中国語名:珍宝島)で軍事衝突にまで発展した。しかし1980年代末より国境交渉が再開、2004年には中ロ国境協定が締結され、解決の道筋が整った。

このたびタラバロフ島(中国語名:銀竜島)と大ウスリー島(同:黒瞎子島)の西側半分が中国に引き渡され、すべての国境が確定する。本来ならば外交成果として大々的なイベントが催されても不思議ではないが、実質支配の領土を譲るロシア国民、大ウスリー島の半分しか取り戻せなかった中国国民はともに不満を持っているといわれるため、国境碑の除幕式典のみに留められた。(翻訳・編集/KT)

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