2008年9月24日、中国新聞網によると、中国の農村でネット利用者が増えている。

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08年6月までに中国のネット利用者は2億5300万人に達し、ネット利用者が世界で最も多い国となったが、農村部のネット利用者が増加していることが、24日から南京で開催されている第7回中国インターネット会議で明らかにされた。07年の1年間で、農村のネット利用者の増加率は127．7％以上となり、新規ネット利用者全体の40％を占めるまでになっているという。

穀物や野菜など農産物の栽培、販売などの関連情報を調べるだけでなく、地方からの情報発信など、農民にとってもインターネットは重要な情報ツールとなってきている。中国工業・情報化部が実施した「村村通電話」、「郷郷能上網」という、農村への電話・ネット敷設事業により、農村におけるIT化がすすんでおり、わずか数年前とは情況が大きく変化した。

とはいえ、農村におけるネット普及率は、都市と比べればまだ4分の1程度。中国工業・情報化部によれば、政府は現在、農村におけるネットの普及を加速させるとともに、農業を優遇する政策を採り、農民がITサービスを受けられるように便宜を図っている。（翻訳・編集/岡田）