<中華経済>鉄鋼25社が値下げ、鋼材需要の減退で―中国

Record China    2008年9月23日(火) 7時0分

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22日、中国の鉄鋼メーカー25社はこのほど、08年10−12月期の鋼材価格の値下げを相次ぎ発表した。五輪特需や建築需要繁忙期が終了したことに加え、国内景気の減速感で鋼材需要が縮小傾向にあることが背景にある。

2008年9月22日、22日付中国証券報によると、中国の鉄鋼メーカー25社はこのほど、08年10−12月期の鋼材価格の値下げを相次ぎ発表した。五輪特需や建築需要繁忙期が終了したことに加え、国内景気の減速感で鋼材需要が縮小傾向にあることが背景にある。

値下げを発表した25社のうち、15社が異形棒鋼を、7社が中厚板、型材、帯鋼、冷間圧延板を、3社が全製品をそれぞれ値下げした。平均下げ幅は1トン当たり1050−1550元と約20%となった。

業界最大手の上海宝鋼は18日、11月物の取引価格を10月物と比べて1トン当たり500−800元引き下げると発表した。値下げ幅を品目別にみるとビレットが800元、線材が200−300元、熱間圧延板が500−800元、冷間圧延板が800元などとなる。

アナリストによると、不動産、自動車、家電業界の販売不振で鋼材需要が減退する中、国内の8月の鉄鋼生産量は前年同月と比べて減少した。相次ぐ値下げで鉄鋼産業全体の収益力が減退する中、環境保護不適用を理由で政府から生産停止を命じられた鉄鋼メーカーの中には、設備改善後も生産を再開したがならい業者もあるという。(翻訳・編集/HI)

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