2008年9月19日、中国新聞社（電子版）の報道によると、英国ニューキャッスル市で中国人留学生2人が殺害された事件で、被害者の家族が18日午後、ノーサンブリア警察でメディアの前に姿を現した。

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事件は8月9日、ニューキャッスル市内のアパートで、大連市出身の楊振興（ヤン・ジェンシン）さん（25）と交際相手で湖南省出身の周茜（ジョウ・シー）さん（25）が殺害されているのが発見された。楊さんの母親、曲淑珍（チュー・シュウチン）さんは記者会見で、「私達は貯金の大半を息子に仕送りしていました。いつも倹約し、帰国したときには私達にお土産を買ってきてくれた優しい息子でした。わずか25歳で人生を終えてしまうなんて…」と声にならない声で話した。

周さんの父親、周三保（ジョウ・サンボー）さんは、「娘はずっと品行方正な学生でした。親孝行な娘で、留学中も一生懸命勉強していたようでした。優しい子で、四川大地震の時は街頭募金活動にも参加していました」と憔悴した様子で話した。また、「家族全員が生きていく自信を失った」としながらも、「必ず犯人が逮捕されると信じています」と述べた。

周さんと曲さんは14日に渡英し、事後処理などに立ち会った。警察の勧めで今回記者会見に応じたものの、極度の精神的苦痛により質問には答えられなかった。被害者2人の葬儀は17日に執り行われ、遺骨と遺物は親の手により近日中に中国へと持ち帰られる。（翻訳・編集/中原）