<中華経済>人民銀が1850億元を即日資金吸収、金融引き締め続行?―中国

Record China    2008年9月17日(水) 13時51分

拡大

16日、中国人民銀行(中央銀行)は1短期金融市場から1850億元を即日で吸収する公開市場操作(オペ)を通知した。1回の吸収額としては08年5月以降で最大規模。

2008年9月17日、17日付京華時報によると、中国人民銀行(中央銀行)は16日、短期金融市場から1850億元を即日で吸収する公開市場操作(オペ)を通知した。1回の吸収額としては08年5月以降で最大規模。15日には貸出基準金利と預金準備率を引き下げると発表したばかりだが、大量の資金吸収を行ったことでアナリストの間では「人民銀は年内、金融引き締めの手綱をさほど緩めないのではないか」との声が出始めた。

1850億元のうち、1450億元は1年物手形の発行で吸収した。人民銀は3年物、1年物、6カ月物、3カ月物の4種の手形発行で売りオペを行っており、期限が長いほど市場からの吸い上げ期間が長いことになる。1年物手形の発行額が1000億元を超えるのは08年以降でもまれという。

中央財経大学・中国銀行業研究センターの郭田勇主任は人民銀の預金準備率引き下げを中小金融機関のみに限定したことについて、「大手行の流動性が充足する一方で、中小銀の流動性が不足するといった銀行システムの流動性不均衡を是正するためのものだ」と説明。「人民銀は流動性緩和と引き締めの均衡点を探る難しいかじ取りを迫られることになる」と指摘した。(翻訳・編集/HI)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携