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16日、「三鹿集団」による汚染粉ミルク問題でニュージーランドのクラーク首相は、早い段階で回収を要求していたにも関わらず、地元政府から妨害を受けていたことを明かした。写真は汚染粉ミルクを店頭から撤去する浙江省のスーパー。
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2008年9月16日、河北省石家荘市の「三鹿集団」による汚染粉ミルク問題で、ニュージーランドのヘレン・クラーク首相は、同社株式の43%を所有する同国最大の乳業会社「フォンテラ」社が早い段階で回収の要求をしたにも関わらず、地元政府から妨害を受けていたことを明かした。聯合早報が伝えた。
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クラーク首相によると、「三鹿集団」が汚染粉ミルクの実態を把握したのは北京五輪開催前の8月2日。それから自主回収が始まるまでの9月11日まで、「フォンテラ」社は数週間にもわたり同集団に早期回収を要求した。だが、事件をひた隠しにしたい地方政府がこれを頑なに拒否。らちが明かないと見た同国政府は、北京の関係当局との直接交渉に臨んだ。
河北省政府は15日になって、「三鹿集団」に原料となる牛乳を卸していた2人の経営者兄弟を逮捕した。ほかにも17人の容疑者が身柄を拘束されている。犯行の動機は「度重なる検査不合格を何とかしたかった。メラミンを入れればたんぱく質の含有量が多く見えるため合格しやすくなると思った」と話しているという。(翻訳・編集/NN)
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