2008年9月15日、アメリカの華人紙「明報」によれば、ニューヨーク市立大学図書館の譚婉英（Wendy Tan， Win-Yin）さんが、ニューヨークのチャイナタウンの100年以上に及ぶ歴史を収めた写真集「ニューヨークチャイナタウン」をまとめ、9月1日に出版した。

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ニューヨークのチャイナタウンは、当初はマンハッタン島の3本の通りからその歴史が始まったが、現在では世界最大の規模となり、その歴史、変遷を収めた写真集が注目を集めている。収録している写真は、譚さん自身が撮影した82枚と、過去の歴史的な写真86枚。

譚さんは、数年前から各地のチャイナタウンの建築物について研究を始め、多くの写真を撮影してきた。出版にあたり、もっとも難しかったのは古いチャイナタウンの写真を収集することだったという。元々、昔のチャイナタウンは写真が少ない上、ニューヨーク公立図書館などに収蔵されている写真の使用も、費用などの面で難しかった。

ニューヨークの華僑団体「中華公所」の元代表である伍鋭賢（ウー・ルイシエン）氏の協力で、個人の収蔵している写真を無償で使用することができるようになり、また、クイーンズ公共図書館からも協力を得ることができ、出版にこぎ着けたという。（翻訳・編集/岡田）