<中華経済>08年内の電力値上げを示唆、インフレ懸念後退で―中国

Record China    2008年9月13日(土) 7時53分

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11日、中国国家電力監督管理委員会の報道官は定例会見で、08年中に電力小売価格の引き上げを検討していることを明らかにした。

2008年9月12日、12日付中国証券報によると、中国国家電力監督管理委員会の報道官は11日の定例会見で、08年中に電力小売価格の引き上げを検討していることを明らかにした。

発電用石炭の価格高騰による発電企業の経営ひっ迫を受け、国家発展改革委員会は7月と8月の2回、発電企業から送電会社への卸電力価格を引き上げた。このため中国国家電網公司と中国南方電網有限責任公司の送電2社は、買付コストが毎月40億元増加した。

ただ先の2回の値上げでは、インフレ進行を警戒し小売価格は据え置かれたため、送電会社はコスト上昇分を転嫁できていない。この状態が4カ月続けば、同2社は赤字経営に陥るという。

国家統計局がこのほど発表した8月のCPI(消費者物価指数)は前年同月比4.9%上昇し、伸び率は4カ月連続で低下した。目先のインフレ圧力が後退したことで、小売価格の引き上げが可能と判断したようだ。(翻訳・編集/HI)

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