2008年9月1日、道に倒れた外国人男性を必死に介抱する美しい女性を写した数枚の写真がインターネット上で話題となり、「この女性は一体誰？教えて！」という声が殺到していたが、ネット上での大がかりな「公開捜査」でついに彼女の身元が判明した。「揚子晩報」が報じた。

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「最も美しいボランティア」の名は、商憶沙（シャン・イーシャー）さん。06年に北京市にある中央戯劇学院を卒業して女優をめざしがんばっている。彼女は北京五輪のボランティアに志願していたが、開会式の2日前にボランティアの服装であるイベントに参加するため三元橋付近を歩いていたところ、道端で倒れている外国人男性に遭遇したという。男性は熱中症のようでぐったりとしていたが、商さんが「大丈夫？」と英語でたずねると、「大丈夫です」と中国語で答えたという。応急処置の心得がある商さんは男性の顔のツボ「太陽穴」を押さえながら、周りを囲んでいる地元の人々が差し出した薬や飲み物を与えて介抱したという。

外国人男性はその後回復し、商さんや周りの人々に感謝して立ち去ったという。「商さんは偶然その姿を写真に撮られて『最も美しいボランティア』との称号を得たが、今回の北京五輪では無名の美しいボランティアが多数存在するはず」と記事は結んでいる。（翻訳・編集/本郷）