2008年8月27日、「五輪景気」に沸く北京市だが、今年のGDPが1兆元（約15兆円）を突破する見込みであることが明らかとなった。人民網が伝えた。

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2001年の五輪招致成功から北京市は年平均12．4％の経済成長を達成、1人当たりGDPも3265ドルから7654ドル（約35万8000円から約83万8000円）と倍以上にふくれ上がった。市全体のGDPは07年時点で9000億元（約13兆5000億円）を突破、今年中に1兆元（約15兆円）に達することが有力視されている。中国全体でも2001年から年平均10．5％の成長を続けており、「五輪景気」は流行語となっている。

しかし国家発展改革委員マクロ経済研究所の王一鳴（ワン・イーミン）副院長はインフラ整備などを含む五輪関連予算は3000億元（約4兆5000億円）で中国全体の総投資額から見れば極めて小さいとして「五輪景気」が中国経済を牽引したとの見方を否定、中国の経済成長の要因は工業化と都市化の進展、そして生産性の上昇にあるとコメントしている。（翻訳・編集/KT）