2008年8月26日、26日付中国証券報によると、鉄鋼大手の上海宝鋼集団公司は25日、08年10−12月期に一部鉄鋼製品を値下げすることを明らかにした。業界の価格動向を左右する同社の値下げに、他社が追随する可能性が高まった。同社は3四半期連続で値上げを行っていた。

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値下げするのは冷間圧延板、亜鉛めっき鋼板などで、下げ幅は1トン当たり100−400元。主力の熱間圧延板やケイ素鋼板の価格は据え置く。また船舶用鋼板などは1トン当たり100元引き上げる。

国金証券のアナリストは一部値下げについて、7、8月の鋼材消費が端境期だったことによる周期的な調整に加え、国内景気の減速が関係すると指摘。鉄鋼を材料とする主力製品である住宅、自動車、家電の上半期の全国での売り上げは伸び悩み、鋼材需要に減退がみられた。上半期の国内の自動車生産台数と販売台数はそれぞれ前年同期比16．71％、18．52％増で、伸び率は前年同期と比べて5．65ポイント、4．78ポイント減速。エアコンや電子レンジなどの家電製品でも在庫の増加が目立った。（翻訳・編集/HI）