旧正月前に宅配便の盗難被害が急増する韓国、ネットからは「どうやって受け取る?」と実態暴露も

Record China    2018年2月14日(水) 22時50分

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14日、韓国メディアは、旧正月の連休を控えた韓国で、宅配便の荷物の盗難事件が急増していると伝えた。写真は韓国。

2018年2月14日、韓国・MBCは、旧正月の連休を控えた韓国で、宅配便の荷物の盗難事件が急増していると伝えた。今回は常習的に盗みを働いた容疑で40代の男が逮捕されたという。

警察に逮捕された40代の男は、6カ月の間に200回余りにわたってマンションやアパートの玄関前に置かれた宅配便の荷物を盗んだ疑いを持たれている。主に警備員が不在もしくはセキュリティの甘いところを狙っており、被害額は1000万ウォン(約99万円)を超えるそうだ。盗んだ荷物の段ボールは捨て中の品物だけを持ち出し、防犯カメラがない階段で逃走するなどして警察の捜査網を避けてきたという。

警察関係者は「不在時の(宅配便の)荷物紛失の危険性が高く、留守だということを窃盗犯に示しているようなもので(標的になりやすい)」とし、家を空ける際は警備室に預けたり宅配ボックスを利用したりするよう注意を呼び掛けている。

これを受け、韓国のネット上では「荷物の紛失時の補償は宅配会社じゃなく宅配員個人のお金!。早朝から夜遅くまで働く宅配員にひどいことするのはやめて」「宅配の仕事は本当に大変。しかも盗まれたら宅配員が責任をとらなければならない。どうか盗まないで」と窃盗犯への非難コメントが寄せられる一方で、「家にいてもチャイムを鳴らさずにドア前に荷物を置いていかれるっていうのに、どうやって受け取れと?」など宅配便の実態を暴露する声も共感を呼んでいる。

また、韓国では最近マンションの警備員の激務の実態や解雇などが問題になっていることから「そもそも警備室は宅配便を預けるところじゃない」「連休なのに休めない警備員をこれ以上苦しめるのはやめて」「江南(カンナム)のあるマンションは人件費削減のため警備員を解雇した。窃盗犯はそのマンションに行ったらよかったのに(笑)」などのコメントも。

そのため「マンションの管理費を少し上げて無人ロッカーを設置したら?」「廊下にも防犯カメラを設置すべき」と解決策を講じるユーザーも複数見られた。(翻訳・編集/松村)

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