住民たちが老朽化した団地をアートあふれる童話の世界に　北京市

北京市石景山区の四季園団地内の壁や門、地面などには12日、約60人の保護者と子供たち、プロのアーティストたちが共同でイラストを描いた。

同社区はごく普通の典型的な古い団地で、1987年に建てられた。もともとの団地内の壁は老朽化が進み、汚れており、広告が無数に貼られていた。このエリアでは団地の老朽化した箇所や違法建築に対し、一斉取り締まりを行った。団地の景観をよりよくするため、住民たちが団地を美化するアイデアを出したという。それをうけて、団地に住む約60人の保護者と子供たち、プロのアーティストたちは、団地内の壁や片すみ、門、地面等にイラストを描いたことで、同団地は、景観が美化されただけでなく、住民たちの生活にも花を添え、周辺の老朽化が進む建物が建ち並ぶ中で、ひと際心躍らせる景観が生まれた。（編集TK）