Record China 2018年1月5日(金) 10時40分
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もともと日本にあまり興味がなかったという中国人観光客が、「日本好き」になるきっかけとなった大阪と京都の旅をブログにつづっている。
私は実のところ、初めは日本に対して全く興味がなかった。むしろなぜ多くの人がそれほどまでに日本好きなのか、そちらの方に関心があったぐらいだ。休みも限られている。母の体調も長時間のフライトに耐えられない。そうした理由から、旅行の目的地を日本に決めた。
東京へ行くには交通費が高い。動物が苦手なので奈良はパス。結局、大阪と京都に決めた。6日間でこの二つの都市を十分に遊び尽くしたといえるが、それでも心残りは多くあった。
日本が好きになったのは、この土地に足を踏み入れてからだ。その愛は旅行記を書くことでさらに深まった。
日本を若い女性に例えると、彼女は目立たないが、深く付き合いたくなる存在だ。伝統的なところもあれば今風でもある。ミシュランガイドの高級レストランもあれば屋台もある。日本人が最もよくするのは「おじぎ」、最もよく言うのは「すみません」。日本人に道を尋ねれば、自分の行き先とは反対の方角であってもその場所まで案内してくれる。こちらが日本語で書かれたメニューを読めないだけなのに、日本人は申し訳なさそうに目に涙をためる。
日本人は地下鉄から下りると整然とエスカレーターに乗り込んでいく。男性は女性にジェスチャーで「どうぞ」と伝える。こうしたマナーの良さを目にすると、日本はぬくもりを感じさせる国だと言っても過言ではないはずだ。
今回訪問した大阪と京都は、前者は現代的、後者は伝統的な街だ。日本のA面とB面といったところか。「大阪は中継地。見どころは少ない」と聞いていたので滞在を2日にしたが、後に後悔する羽目になった。日本を体感したければ、大阪と京都のどちらも欠かせない。京都から大阪へはまるでタイムスリップだ。和服の似合う古都からネオンに包まれた不夜城へ。共通しているのは、散歩に適しているという点だ。特に京都は通りの至る所に予期せぬ景色があった。
最後に忘れられない三つの美味を記しておきたい。京の焼肉処 弘での一口目の和牛、道頓堀のたこ焼き、PABLO(パブロ)のチーズタルトだ。(翻訳・編集/柳川)
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