2008年8月19日、18日付香港・財貨網によると、中国国家エネルギー局の張国宝局長は18日、電力不足に対応する専門対策チームを国務院主導で組織したことを明らかにした。発電用石炭の供給ひっ迫による電力不足を緩和させるのが狙い。

【その他の写真】

張局長によると、対策チームは、石炭、電力、石油、交通輸送など関係機関と連携を進め、電力の安定供給を図る方針。国務院は発電用石炭の増産と供給拡大のための措置を今後作成するという。

エネルギー不足は華中地域で目立っているが、上海や北京など大都市の電力供給には影響が出ていない。上海では、石炭の代替燃料となる天然ガスの供給を増やすよう最大手の中国石油天然気（ペトロチャイナ）に指示しており、7月のペトロチャイナによる発電用天然ガスの供給は大幅に増加している。（翻訳・編集/KS）