モンゴルとの国境地帯で羊200頭死亡、炭疽ウイルス発生か―中国

Record China    2008年8月18日(月) 18時21分

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17日、中国とモンゴルの国境地帯スフバータル県付近で、200頭もの羊が死亡したと、現地メディアが伝えた。原因は未だ不明だが、炭疽ウイルスへの感染と見られている。資料写真。

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2008年8月17日、人民網によれば、中国とモンゴルの国境地帯スフバータル県付近で、200頭もの羊が死亡したと、MONGOLMEDIA.comが伝えた。原因は未だ不明だが、モンゴルの危機管理庁は炭疽ウイルス感染によるものと見ているという。

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モンゴル伝染病予防部門の専門家が現地入りし、死亡した羊の科学検査を行うとともに、消毒や死亡した羊を埋めるなどの処置を行っており、隣接する他地域へのウイルス流出を未然に防ぐため、現地では厳重な警戒態勢がしかれているという。

モンゴルでは、1970年頃から炭疽ウイルスの活動が活発となり、これまで首都ウランバートルを含め多数の地域で炭疽ウイルスが発生している。炭疽ウイルスは人獣共通感染症で、感染した動物との接触や汚染肉を食べることなどにより感染し、皮膚炭疽症、肺炭疽症、腸炭疽症などを引き起こす。人から人には感染しないという。統計によれば、2007年にはモンゴルで19人が感染。2008年以降も家畜への感染例は発生しているが、人への感染は報告されていない。(翻訳・編集/岡田)

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