<北京五輪・関連>妨害者には発砲も!選手尿サンプル輸送車、厳戒態勢は軍事なみ―北京市

Record China    2008年8月16日(土) 22時26分

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16日、カーキ色の輸送車とヘルメットに迷彩服に防弾チョッキ、手には5連発銃の警官が、連日ドーピング検査用の尿サンプルを輸送。万一の時には、迷わず発砲するという。写真は9日、五輪出場選手らの尿検査サンプルを運搬する車両。

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2008年8月16日、北京市牡丹園にある北京振運護衛センター入り口では15日午前、護衛官2人が北京五輪参加選手のドーピング検査用尿サンプルの輸送を警戒中。地元紙「北京晨報」がこれを取材した。

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輸送任務を遂行する北京市公安局内保局の同センター総経理、王和如(ワン・ホールー)氏は「これまでに尿サンプルの輸送を200回以上行った」と話す。輸送警官は24時間いつでも呼び出しに応じられるよう待機を命じられており、同センターは五輪期間中に30か所ある各競技場から4500サンプルを輸送するという。輸送車は決められたルートしか走らず、大渋滞や交通事故に巻き込まれた場合には運転手は車から降りて状況を確認することはできるが、輸送警官は車両から離れることは許されず、必ず本部からの指示を待たねばならない。輸送車が許可なくルートから15m以上離れた場合は、GPSがこれを感知し本部に警報で知らせる。

輸送警官は迷彩色の制服にヘルメット、防弾チョッキを着用。5連発銃を持ち任務にあたる。万が一、妨害や破壊行為に遭遇した場合は、発砲も辞さない。1回の輸送に平均6時間かかるが、トイレの使用は許されず、警官同士あるいは運転手や部外者との私語は厳禁。携帯電話の所持は輸送班の班長だけが許され、本部との連絡のみ使用される。(翻訳・編集/本郷)

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