2008年8月8日、8日付香港・経済通によると、国家信息中心（国家情報センター）は8日、08年第3四半期（7−9月）のCPI（消費者物価指数）の伸びが前年同期に比べ6．6％になるとの予想を発表した。上半期（1−6月）の7．9％に比べて1．3ポイント下落することになる。GDPの伸び率は10．2％とした。

【その他の写真】

同センターがまとめた報告によると、第3四半期は農作物価格の下落に伴い、CPIの伸びもスローダウンする。一方、6月20日から石油製品の値上げを行うなど中国国内でのエネルギー価格改革はCPIに一定の影響を与える。同改革による下半期の影響は上半期を上回り、CPIを押し上げる新たな要因となる。

また報告では、原燃料高などに苦しむ企業のコスト低減を目的に、地方政府が減税や補助金など各種支援や増値税改革を行うよう提案した。（翻訳・編集/KS）