<コラム>「え〜これだけ?」=工夫が感じられない中国の残念な航空会社

LampangZ    2017年12月22日(金) 23時20分

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残念な機内食は、袋に入ったビスケット。フルサービスの航空会社の中でも、価格だけで競争する会社、快適性や満足度を向上させ搭乗することに魅力を感じさせる会社、今後さらにカテゴリー分けが進みそうだ。写真は筆者提供。

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2017年11月、中国地方都市から羽田への機内で「え〜これだけ?」と驚きの声を聞いた。

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天津発の羽田行き、中国人客を中心にほぼ満席。機材は、新しめのエアバスA320を使用しており、CAの笑顔も素敵だ。

工夫が感じられないちょっと残念な機内食は、袋に入ったビスケット。常連の中国人客に話を聞くと「以前は、もっと量の少ないピーナッツだけでした。それと比べると、量は増えたので空腹を満たすことが出来ます」と笑った。

天津航空は、フルサービスの航空会社だが、運賃はLCC並みの安い価格を実現している。フルサービスの航空会社の中でも、機内食などのコストも徹底的に削減して価格だけで競争する会社、快適性や満足度を向上させ搭乗することに魅力を感じさせる会社、今後さらにカテゴリー分けが進みそうだ。

アジア最大の航空会社となった中国南方航空では、日本人CAが日本−中国間のフライトを中心に活躍している。中国国際航空は、北京乗り換えの欧米路線も充実しており利用する日本人も増えている。

LCCが登場する前(約20年前)、成田―バンコク間には、多くの航空会社が就航していた。ビーマン・バングラデシュ航空。古いエアバスA310を使用して、ビジネスクラスでも6万円台と、タイ国際航空、JAL、ANAのエコノミークラスよりも安かった。そこそこの機内食も提供され、小さな専用ラウンジもバンコクにはあった。安定飛行中はコックピットのドアも開いていて、見学もOKと緩やかな保安体制だった。しかし怪しい利用者が多いらしく、成田の税関では、ほぼ全員が荷物検査を受けることになり、長い列ができてしまったのが残念だった。

■筆者プロフィール:LampangZ

1961年生まれ、東京出身。アジアでの体験談を中心に、どうしてこんな状況なんだろう、なぜなんだろうをお伝えします。アジアは不思議が詰まっています。

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